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2005年11月27日

大島紬〜マルキのほかに〜

こんにちは!
一昨日、マルキについて、ちょっと調べてみたのですが、
マルキのほかにも、経糸と緯糸のそれぞれの、
絣糸と地糸の割合みたいのところも、
精密さの度合い(=手間の度合い)と、
かかわりがあるということで、
今日は少しそのお話をしながら、
最後に、今回私の一番のお気に入りとなった一枚をご紹介しますね。

<本日の名ショット^^>

一般的に、マルキの数が多くなればなるほど、絣糸は多くなって、
手間も掛かると思っていたのですが、その他に、織り方の配列によっても、
変ってくるみたいなのです。

絣には、片ス式(かたすしき)、一元式(ひともとしき)、割り込み式
(わりこみしき)とあり、

カタス式は、近くで見るとT字型のものがみえて、
この場合の絣糸(模様のある糸)と地糸(無地の糸)の配列方法は、
絣糸1本、地糸3本、これがずっと続くのだそうです。
1、3、1、3、・・・これが経糸(たていと)の配列です。
緯糸(よこいと)は、絣糸2、地糸2の2、2、2、2、・・・の配列で織られる、
ということで、本来の十字になるべき絣が、地糸三本のために、
隠れてしまい、表では逆さTの字になり、裏では正Tの字になるのですって。

ここで、マルキの数との関係をみてみると、

5マルキ カタス式 絣糸1、地糸4、 のくりかえし
7マルキ カタス式 絣糸1、地糸3、 のくりかえし
9マルキ カタス式 絣糸1、地糸2、 のくりかえし


では、一元式となると、配列の割合はどうなるのでしょうか。
5マルキ 一元式 絣糸2、地糸3、 のくりかえし
7マルキ 一元式 絣糸2、地糸2、 のくりかえし
9マルキ 一元式 絣糸2、地糸1、 のくりかえし
絣糸の割合が大きくなればなるほど、緻密な模様を織り出せる、
(それはやはり手間が掛かるということと=なんですが)ということですね。

でも、配列の割合が違うということは、模様を表現する手段が違うということも
言えるかもしれませんね。

カタス式のほうは、絣の集合したものが面そのものになって絵模様を表す
のに、優れている。
一元式は、その絣の一粒一粒が模様そのものになるということ。
だからたとえば、一粒でも違ったり、こわれたりすると、模様がおかしくなって
一目でわかるそうなんです。
それで、産地では「ウソのない」織物と呼まれているそうです。

そのウソのない織物の頂点に、割り込み式、というのがあって

その絣糸の配列は、
9マルキ  割込式 経糸(たていと)が、 絣糸2、地糸1、絣糸1、地糸2、
と、かなり複雑なんですね!
さらにそこに緯糸(よこいと)でも、絣糸がからんでくるのですから、
本当に頭が痛くなってきそうです。
細かい十字の絣模様は、こうしてできていくのですね。

そして、こういう複雑な配列をすることによって、複雑な絣それ自体で
模様が作り出せるというのですから、まさしく、織り難もすぐにわかってしまう、
「ウソのない」織物、ということなんです。

ほんとうにすごい!

・・・とそれでは、最後は
今日ご紹介した大島紬を詳しくご覧下さいね♪

(これは、7マルキ。カタス式かな)

この柄は、仕立てると粋な縞の着物という印象になるんじゃないかな〜
さらに、ちょっとデザイン化された、可愛らしい模様が入っていて、
ほんのり色もついていて、本当に女性らしいステキな一枚だと思います♪

さてさて、それでは、
来週からは、草履バッグセットや、振袖用の豪華な帯など、
ちょっと晴れやかにいってみようかな^^。

また明日!
ありがとうございます!

投稿者 chikano : 2005年11月27日 20:01